専門学校や大学卒業後に鍼灸師として活躍できる舞台について
3年制あるいは4年制の専門学校や大学の卒業が鍼灸師の資格を取るための条件となります。
無事国家試験の受験に合格して専門学校や大学を卒業後、どういった進路に進むのかは人それぞれ異なるものです。
鍼灸院や整骨院に就職をする人も多いものの、ほかの現場で活躍している人も少なくありません。
どういった舞台で活躍できるのかを見ていきましょう。
およそ半数が鍼灸院や整骨院に就職
専門学校や大学を卒業後に鍼灸師の資格を取った後、一般的には就職活動を行うことになります。
就職活動を行うときにおよそ半数が鍼灸院や整骨院に就職する道を選びます。
国家資格を取った人が最初にイメージする活躍する舞台といえるでしょう。
鍼灸院や整骨院に就職する道を選んだ場合、勤務を通じて高度な知識の習得やスキルを身に付けられるのが、独立開業の道につながっていきます。
将来的に独立開業をしたいと考えるのなら、適切な選択といえるでしょう。
働きながら将来の開業に向けてお金を貯めつつ臨床経験を重ねられます。
医療の世界以外にも活躍の場が広がる
鍼灸師が専門学校や大学を卒業後、スポーツの現場で活躍するのは今や珍しくはありません。
スポーツの現場で選手のケガの予防や治療に勤める鍼灸師はたくさんいます。
さらにはコンディション管理においても、専門分野となります。
スポーツ選手が安心してスポーツに打ち込めるように、コンディションを整えるための力添えをするのが仕事内容です。
スポーツジムなどでスポーツ指導者となる人も多く、医療や鍼灸の知識を活かして企業へも就職ができます。
また、養成学校の教員として就職することも可能です。
医療の知識を持つ教員が教育の第一線で活躍するのも珍しくはなく、次世代の育成にあたるのが主な仕事内容です。
社会福祉施設で利用者のケアにあたる仕事もあります。
実務経験を積んでいき、ケアマネジャーの資格を取得するという道もあります。
エステやセラピーに針灸の技術が加わることで、女性ならではの悩みに応えるための治療が主な仕事内容です。
産前産後のケアや不妊症の改善など女性ならではの悩みを抱える人は少なくありません。
薬を服用できない妊婦の人に対して鍼灸治療を行ってケアしていきます。
美容鍼灸では肌の新陳代謝を活性化させ、肌本来の力を高めていきます。
美に悩みを抱える女性の力強い味方になる仕事内容です。
卒後後の進める道の幅広さ
専門学校や大学を卒業後、活躍できる場があるかどうかを考えるのは当然です。
多くの時間とお金をかけて国家資格を取ったものの、活躍できる場が少ないのなら別の道を進もうと考えるでしょう。
しかし、活躍できる場は少なくありません。
卒業後に鍼灸師が働いて地域や医療界から信頼と実績を獲得しているのが大きな理由といえます。
実際に働くまでの道のりは大変ではあるものの、苦労が報われるだけの活躍できる場があるのが事実です。
大切なのは専門学校や大学に通っている段階でどういった道に進むのかを方向性だけでも決めておくことです。
鍼灸院や整骨院に就職するという大多数の人が思い描く道だけではなく、卒業後に向けてほかの道も視野に入れて決めていくのがよいでしょう。
まとめ
専門学校や大学を卒業後、鍼灸師が活躍できる場は鍼灸院や整骨院だけではありません。
スポーツ、美容、介護施設、教育など活躍できる場は多岐にわたっています。
およそ半数は将来の開業まで見据えて鍼灸院や整骨院に就職するものの、ほかの道もあることを覚えておいた方がよいでしょう。
そして、できるだけ在学しているときに将来に向けて進むべき道を決めておくのも迷いがなくなる考え方になります。
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