訪問マッサージのフランチャイズを始めるときに必要な費用
開業したてでもすでに知られた名前で事業ができるフランチャイズは、早い段階で利益につながりやすいという点が安心です。
ここではフランチャイズで訪問マッサージ開業をご検討中の方に始めるにあたって必要な費用についてお伝えします。
訪問マッサージ事業とは?
ご自身で治療院に来られない方に対し国家資格をもったマッサージ師がご自宅へ訪問し、マッサージによる治療を行います。
訪問マッサージを受ける方は高齢や病気が理由で麻痺や関節拘縮など運動機能に障害があり、マッサージによる治療が必要な方々が対象です。
具体的には血行不良、筋力の低下、関節拘縮の改善、血行不良によるむくみなどが気になり治療が必要な方が利用されます。
脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳血管疾患や、筋委縮性側索硬化症、パーキンソン病などの神経変性疾患が原因の方もいます。
また、末期がんなどの痛みを緩和するためのマッサージや、寝たきりになったことからの廃用性筋委縮を改善するために受けることもあります。
事業を始めるにあたって必要な費用は?
治療院を開業する場合は患者が来られる場所を整える必要がありますが、訪問マッサージ事業であれば場所の準備は要りません。
治療院を開設する場合とそうでない場合の費用は以下で説明します。
・治療院でマッサージ業をする場合
テナントを借りる、または自宅をリフォームする、治療用ベッドや家具を用意する、広告を出すなど考えると開業までに300万円以上はかかります。
他業種と比べれば少ない準備できますが、国家資格取得のために学校に通った後さらに準備する資金として決して安いものではありません。
すぐに利益が出ればよいですが、なかなか顧客を獲得できず運転資金も底をついてしまう場合もあります。
・訪問マッサージ業を開業する場合
連絡を受けるパソコン、FAXつきの固定電話、携帯電話、名刺などが必要になります。
訪問という形をとるため、とくに大掛かりな準備をする必要がなく、すでに持ち合わせているものを使えば初期費用はかなり抑えられます。
顧客を獲得するための広告宣伝費や移動用の車両購入する場合は別途費用が必要です。
フランチャイズにかかる費用は?
フランチャイズで訪問マッサージ業を始める場合に必要な費用は、加盟金と研修費、システム導入費などです。それぞれを詳しく見ていきましょう。
・加盟金
80万円から150万円などフランチャイググループにより様々です。加盟金はフランチャイズ会社(本部)
から受けるサポートや提供される内容によりそれぞれ異なります。今後の事業を成功させるためにも、加盟金の金額だけで判断せず内容を吟味しましょう。
・研修費
ここもフランチャイズグループにより異なります。研修では運営をする上で必要な知識を始め様々な患者様への対応方法などを学びます。研修費を明記していないところもあるので事前に確認すると良いでしょう。
・システム導入費
10万円~20万円が相場です。
開発されたシステムを利用できるのは事業を円滑に進める上で大きなメリットになるため、事務的なことにかかる時間や手間を削減するためにも必要な費用となります。
・その他
広告宣伝費10万円〜、保険料5万円などがあげられます。
フランチャイズはすぐに開業したい方におすすめ
経営の知識や経験がなくてもフランチャイズに加盟することでお客様を獲得しやすい上にすでに確立されたノウハウを使うことができます。
全て自分で行う個人経営にくらべて安定的な経営ができるのもフランチャイズのメリットです。各グループの理念を調べ、あなたに合ったフランチャイズグループを探してください。